「みどり」というのは、「色」を表すものではなく「新芽」や「若い枝」のことを指していた。
そこから、和歌などの世界で新芽→緑(グリーン)を表す言葉となった。

「みどり」は「新しく生まれた瑞々しいもの」という意味。
そのため、生まれたての赤ちゃんは「みどり児」と呼ばれた。
また、女性の美しい黒髪に対しても「みどりの黒髪」と形容する。

日常の言葉として「緑」が色を指すようになるのは、近世以降のこと。
今では「みどり」は環境保護の象徴として使われることが多いようだ。

「みどり色」とは何色を指す?
〜外国語にも次々と定着〜
赤ちゃんのことを「緑児」(みどりご)
真っ黒な髪のことを「みどりの黒髪」


緑色ではないのに、どうしてこう表現するのか?